2020年3月9日

野田市の虐待死亡事故、検証報告が公開されています

野田市の栗原心愛ちゃんの虐待事件については
毎日公判の様子が報道されています。

【野田虐待死、父親第9回公判詳報】死亡直前「浴室で鼻歌」
https://www.sankei.com/affairs/news/200306/afr2003060025-n1.html

野田虐待死公判詳報 心愛さんの父は何を語ったのか(後編) 「私の虐待行為も原因の一つ」
https://mainichi.jp/articles/20200308/k00/00m/040/116000

報告書は誰でも読めます

野田市のHPでは、外部委員による検証作業が終了し、「野田市児童虐待事件再発防止合同委員会」に対し報告書が公開されています。
誰でも読むことができます。
https://www.city.noda.chiba.jp/kurashi/kosodate/shien/1025003.html

報告書は119ページとかなりのボリュームですが、時間がある人は
読んでみてください。

この事件を知れば知るほど 父方の祖父、祖母、親族と多くの大人が
関わっていたにも関わらず、10歳の心愛ちゃんを救えなかった事が残念です。

いくつも気がつけるポイントがあったのに、児童相談所が情報共有をしていないことから
大切なことが取りこぼされている事が伺えます。

生命の危険があるほど繰り返される虐待

報告書によると

「本児は、父に夜中に起こされて、口と鼻を手で押さえられて
「息はできないだろう」といわれ本当に苦しく、父の手を動かそうとしたが
動かないということが何回もあり、息がとまったこともあって、思い出すのもこわい状態であること、(中略)死ぬ間もしれない恐怖に対するPTSD症状もあって生命の危険があるとの見立てがなされている」

 

いつ生命の危険があるがわからないという家で過ごさないといけなかっ心愛ちゃんの気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。
身体的虐待の認識が甘かったと言わざるを得ません。

学校を欠席している子どもは要注意

冬休み・夏休みの休み明けに子どもの欠席が重なることは、何かのサインかもしれません。
今回の心愛ちゃんも 冬休み・夏休みの休み明けに欠席をしています。

心愛ちゃんがなくなる前の1月11日、父親の勇一郎被告から「1月いっぱい休ませる」との連絡が学校にあったようです。

そして1月24日に心愛ちゃんは亡くなりました。

今までの他の虐待事件も学校を休んでいた事があったと思います。
教育ネグレクト、これが命をも落とす虐待へと繋がるのです。

こうやって報告書をみると、なぜこんなに見逃しポイントが多いのかと
思いますが、これは時系列でみているから結果論からそう感じるのでしょうか。現場にいたら、見逃してしまうものなのでしょうか。

児童相談所勤務の方、教員の方、現場の方からのご意見を聞いてみたいものです。

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