2020年11月21日

アメリカの教育方針、ゼロ・トランスは日本のいじめ対策として効果がある?

学校向けにいじめ防止プラットフォーム クラウドサービス「マモレポ」の開発、運営をしている株式会社マモルのくまゆうこです。

インターネットの発達により、いじめが複雑化しています。

いろいろな対策が実施され、導入が検討されている中、時々話題に上がるのが、アメリカの教育現場で導入されている「ゼロ・トレランス方針」です。

これを日本のいじめ対策として取り入れることで、効果は出るのでしょうか?

ゼロ・トレランスとは?

1990年代のクリントン政権で導入された教育方針です。
この教育方針は名前の通りトレランス(寛容さ)がゼロという意味になります。直訳すると「不寛容」ということですね。「規律指導」「毅然たる対応方式」とも呼ばれているようです。
アメリカの学校では銃の持ち込みや発砲、飲酒、ドラッグといった問題が発生しており、規律を正すため、行動に関する罰則を定め、違反した場合は罰を与えています。
あまりにひどい場合は停学処分、退学処分が科されることもあるようです。

いじめ対策としてゼロ・トレランスを導入するメリット、デメリット

アメリカでは学校内での犯罪対策としての位置づけが強いように見えますが、日本ではいじめ対策として2006年に導入が検討されました。
では、いじめ対策としてゼロ・トレランスを導入すると、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリット

規則が明確なため、具体的な対処をしやすいということです。
「こんなことをしたらいじめだから罰する」という風にわかりやすく示します。わかりやすく示せば、生徒はそれをしないようにしますし、指導する側の教師も対策をしやすいという点がすぐれているでしょう。

デメリット

教師が必要以上に権威的になります。また規則の抜け穴を探し、大人の目の届かないところで隠れていじめをする、ということもありえますね。

それ以外にも、内容によっては関係のない生徒まで罰せられてしまう可能性もあります。また、いじめをするような悪意のある生徒は、処罰を受けたら逆切れして、行動をエスカレートさせるという懸念もあります。

メリットはあるものの、日本ではあまり普及していないように見えます。
日本の校則が「ゼロ・トレランス」に近いのかもしれません。

校則は、直接勉学とは関係のないような、合理的でない校則もありますね。地毛が茶色にもかかわらず、黒染めを強制するようないわゆる「ブラック校則」は話題になっています。
非論理的・非合理的な校則はかえっていじめの道具になるとも言われています。

調査の分析結果からは、校則の厳しさといじめ経験に強い関係性が示唆
されました↓

https://www.kyobun.co.jp/news/20180308_03/

あなたは、ゼロ・トレランス方式どう思いますか?

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