【学校向けSNS対策】BeReal.で仲間外れが可視化?学校で起こるSNS人間関係トラブルとその危険性
こんにちは。株式会社マモルのくまゆうこです。
近年、中高生を中心に利用が広がるSNS「BeReal.」ですが、学校現場では仲間外れや人間関係悪化などのSNSトラブルにつながる危険性が指摘されています。
BeRealは、ありのままの日常を共有するSNSとして人気を集めていますが、そのリアルタイム性ゆえに、学校では見えにくい生徒間トラブルを深刻化させるリスクがあります。
特に、「誰と誰が一緒にいるか」がリアルタイムで見えてしまうことで、仲間外れや孤立感を生みやすい点は、学校関係者が理解しておくべき重要な問題です。
今回は、学校現場で起こり得るBeRealのトラブルの一例として、仲間外れの可視化について考えてみたいと思います。
BeRealとは?今この瞬間を共有するSNS
BeRealは、1日1回ランダムな時間に通知が届き、その通知を受け取ったユーザーが2分以内にその場の写真を投稿するという仕組みのSNSです。
投稿時にはスマートフォンの内側カメラと外側カメラが同時に起動し、
- 自分がどんな表情をしているか
- そのときどこにいるか
- 誰と一緒にいるか
が、ほぼ同時に記録されます。
加工や演出を前提としたSNSとは異なり、
BeRealはありのままの今”を共有することを特徴としています。
そのため、たとえば放課後に友達同士で遊んでいる場面を投稿すれば、
「今、誰と一緒にいるか」
がリアルタイムで友達に伝わります。

これがBeRealの大きな特徴であり、同時に学校現場でのトラブルにつながりやすいポイントでもあります。
なぜなら、これまで見えにくかった
- 誰と誰が一緒にいるか
- 自分は誘われているか
- 誰がどのグループにいるか
といった人間関係が、
リアルタイムで可視化されてしまうからです。
従来のSNSでも交友関係は見えましたが、
BeRealでは今その瞬間の関係性”がそのまま共有されるため、見た側の心理的ダメージが大きくなりやすいのです。
BeRealで「自分だけ誘われていない」がリアルタイムでわかる
例えば、放課後に仲良しグループの4人がカフェに集まり、その場でBeRealを投稿したとします。
その投稿を見た別の生徒が、
「みんなで遊んでいるのに、自分だけ誘われていない」
という事実を、その瞬間に知ってしまう。
これがBeRealの特徴的な怖さです。
後日「先日遊んでいたんだ」と知るのと、
今まさに、自分抜きで楽しんでいる様子を見るのとでは、受けるショックの大きさがまったく違います。
BeRealはリアルタイム性が高いため、
生徒の疎外感や孤独感をより強く刺激してしまうのです。

「たまたま」が「わざと」に見えてしまう
投稿した側には悪気がない場合もあります。
たまたまその場にいたメンバーで集まっただけかもしれませんし、
深い意味なく投稿しただけかもしれません。
しかし投稿を見た側には、
「自分だけ外された」
「わざと誘われなかった」
と映ることがあります。
思春期の子どもたちは、人間関係にとても敏感です。
大人から見れば小さな出来事でも、
本人にとっては大きな心の傷になることがあります。
実際に、
- 教室で距離を置く
- グループLINEを抜ける
- 学校を休みがちになる
といった変化につながるケースもあります。
SNS上の投稿が、学校生活そのものに影響してしまうのです。
教室では見えない「SNS上の仲間外れ」
学校の先生から見ると、
- 教室では普通に話している
- 表立ったいじめは見えない
- グループ関係も問題なさそう
と感じることがあります。
しかしその裏で、SNS上では
- 誘われる子と誘われない子
- 投稿に反応される子とされない子
- “仲良しグループ”の線引き
が、日々可視化されています。
つまり、教室の外で人間関係の序列が作られているのです。
これは従来のいじめとは違い、
教師の目が届きにくいという特徴があります。
学校で問題が見えないからといって、
安心できるわけではありません。
BeRealのようなリアルタイムSNSは、
生徒の見えないストレスを増やしている可能性があります。
SNSの仕組みが人間関係トラブルを生み出す
BeRealの問題は、生徒個人の使い方だけではありません。
SNSの仕組みそのものが、
- 誰といるかを見せる
- 誰が反応したかが見える
- リアルタイムで比較させる
という構造になっています。
そのため、本人たちに悪意がなくても、
SNSの機能が人間関係トラブルを生み出してしまうのです。
だからこそ学校現場では、
「悪い投稿をしないように」
だけでなく、
「SNSの仕組みがどう人間関係に影響するか」
を教える必要があります。
これは今の時代に欠かせないSNSリテラシー教育です。
学校現場で必要なのは「使い方」ではなく「理解」の教育
生徒に対して、
- SNSは気をつけよう
- トラブルに注意しよう
と伝えるだけでは十分ではありません。
なぜなら、BeRealのようなSNSは、
普通に使っていてもトラブルが起きる仕組みを持っているからです。
だから必要なのは、
- なぜ傷つくのか
- なぜ誤解が生まれるのか
- なぜ人間関係が悪化するのか
を理解させる教育です。
それが、生徒同士のトラブルを未然に防ぐ第一歩になります。
株式会社マモルでは、学校向けSNSリテラシー講演を行っています
株式会社マモル代表・くまゆうこは、
児童生徒向け・学校関係者向けに、BeRealをはじめとするSNSトラブルの実例と予防策を伝えるSNSリテラシー講演を行っています。
- SNSによる仲間外れ
- スクリーンショット被害
- 位置情報トラブル
- デジタルいじめ
など、学校現場で実際に起こり得る問題を、具体例を交えてわかりやすくお伝えしています。
SNSトラブルは、起きてから対応するのではなく、
起きる前に知ることが最大の予防です。
児童生徒への講演会や教職員研修をご検討の際は、ぜひ株式会社マモルへご相談ください。
関連記事
BeRealでは、仲間外れが可視化されるだけでなく、投稿した写真がスクリーンショットで保存・拡散され、いじめにつながる危険もあります。
次の記事では、BeRealのスクリーンショットが学校でのトラブルに発展するケースについて詳しく解説しています。
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