2026年8月4日

生成AIって何ができるの?

【情報リテラシーコラム Vol.12】

AI Literacy 生成AI編 ①

まず知っておきたいAIとの付き合い方

こんにちは。株式会社マモル 代表のくまゆうこです。

ここ数年、「生成AI」という言葉を耳にする機会が急速に増えました。

学校ではレポート作成の補助として、企業では資料作成や企画立案、自治体では業務効率化のためのツールとして活用が広がっています。

一方で、講演会ではこんな質問をいただくことがあります。

「生成AIは便利そうですが、何ができるのかよく分かりません。」

「子どもがAIを使って宿題をしているようですが、大丈夫なのでしょうか。」

「会社でも導入を検討していますが、何に気を付ければいいのでしょう。」

生成AIは、私たちの生活や仕事を大きく変える可能性を持つ技術です。

だからこそ、「危険だから使わない」「便利だから何でも任せる」という極端な考え方ではなく、正しく理解し、上手に付き合うことが大切です。

今回は、生成AIの基本と、情報リテラシーの視点から知っておきたいポイントをご紹介します。

生成AIとはどんなもの?

生成AIとは、質問や指示に応じて、文章や画像、アイデア、プログラムなどを自動で作り出すAIのことです。

例えば、

「旅行の計画を考えて。」

「メールの文章を作って。」

「プレゼン資料の構成を考えて。」

「小学生にも分かるように説明して。」

このような依頼をすると、数秒で文章やアイデアを提案してくれます。

まるで、いつでも相談できるアシスタントのような存在です。

近年では、仕事だけでなく、家庭や学校でも利用する人が増えています。

「答えを出すAI」ではなく「考える手伝いをするAI」

生成AIは、とても便利です。

しかし、ここで一つ知っておいていただきたいことがあります。

それは、生成AIは「正解を保証する機械」ではないということです。

生成AIは、これまで学習した膨大な情報をもとに、「もっとも自然と思われる答え」を作っています。

そのため、内容が分かりやすく、もっともらしく見えても、間違った情報や古い情報が含まれていることがあります。

つまり、生成AIは「答えを教えてくれる先生」というより、「考えるためのパートナー」と考える方が適切です。

最終的に判断するのは、私たち自身です。

学校でも企業でも活用が広がっている

生成AIは、すでにさまざまな場面で活用されています。

学校では、

・作文やレポートの構成を考える

・英語学習のサポート

・調べ学習のヒントを得る

企業では、

・議事録の作成

・メール文の下書き

・企画のアイデア出し

・資料作成の補助

このように、「ゼロから考える時間」を減らし、人がより創造的な仕事に時間を使えるようにすることが期待されています。

生成AIは、「人の代わり」ではなく、「人を支える道具」として活用され始めているのです。

「便利だから任せる」は少し危険

便利な道具ほど、「全部やってもらおう」と思ってしまうことがあります。

例えば、

「レポートを全部書いて。」

「そのまま提出できる文章を作って。」

「考えるのはAIに任せよう。」

このような使い方では、自分で考える力や判断する力が育ちにくくなってしまいます。

生成AIは、「考えなくてよい道具」ではありません。

「より良く考えるための道具」として使うことが大切です。

情報リテラシーとは、AIの答えをそのまま受け入れることではなく、「本当にそうだろうか」と考える力でもあります。

家庭で話してほしいこと

保護者の方の中には、

「子どもがAIを使うのは禁止した方がいいですか。」

という質問をされる方もいらっしゃいます。

私は、「まずは一緒に使ってみてください」とお伝えしています。

「どんな質問をすると、どんな答えが返ってくるのか。」

「間違った答えもあるのかな。」

「どうやって確認したらいいかな。」

そんな会話をしながら使うことで、AIを正しく理解する力が身につきます。

新しい技術は、禁止するよりも、一緒に学ぶことが大切です。

AI時代に必要なのは「判断する力」

生成AIは、これからますます身近な存在になっていくでしょう。

子どもたちが社会に出る頃には、仕事でも日常生活でもAIを活用することが当たり前になっているかもしれません。

だからこそ必要なのは、

「AIを使える人」ではなく、

「AIの答えを判断できる人」になることです。

情報リテラシーとは、新しい技術を怖がることではありません。

その仕組みを理解し、メリットと限界の両方を知った上で、適切に活用する力です。

生成AIは、とても便利な道具です。

だからこそ、「AIに任せること」と「自分で考えること」のバランスを意識しながら付き合っていくことが、これからの時代には欠かせないのではないでしょうか。

今日のリテラシーポイント

「生成AIは答えを保証するものではなく、『考えるためのパートナー』です。」

AIの答えをそのまま信じるのではなく、自分で確かめ、判断することが、これからの情報リテラシーの基本になります。

株式会社マモルでは情報リテラシー講演・研修を実施しています

株式会社マモルでは、小学校・中学校・高校・大学、PTA、自治体、企業を対象に、生成AIやSNS、オンラインゲームなど、デジタル社会における情報リテラシーに関する講演・研修を実施しています。

生成AIは、教育現場や企業でも急速に普及しています。しかし、便利な機能だけでなく、「どのように活用すれば安全で効果的なのか」を理解することが重要です。

講演では、最新の活用事例や注意点を交えながら、子どもから大人まで、それぞれの立場に応じた実践的な情報リテラシーを分かりやすくお伝えしています。

学校、PTA、自治体、企業での講演・研修をご検討の際は、ぜひお気軽に株式会社マモルまでお問い合わせください。

次回予告

生成AIは便利な一方で、「AIに個人情報を入力しても大丈夫?」「会社の資料をそのまま入力しても問題ない?」といった疑問も増えています。

次回は、「その情報、AIに入力しても大丈夫? 個人情報・企業情報を守るために」をテーマに、生成AIを利用する際に最も気を付けたい「情報の入力」について、情報リテラシーの視点から考えていきます。

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