2019年9月6日

NPO神奈川子どもみらいセミナー「いじめストップ」登壇レポート

2019年8月18日、NPO神奈川子どもみらいセミナー「いじめストップ」に登壇させて頂きました。今回はこの時の様子を皆さんにお伝えしようと思います。

私は第一部で「SNSネットいじめ」の講演をさせて頂きました。

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その後、第二部では、神奈川子ども未来ファンド理事の西野さん、NPO法人ジェントルハートプロジェクト代表の小森さんとの対談という形でお話しをしました。

いろいろなお話しが出た中で、私自身、小森さんがいじめを受けた娘さんが自死されるまでの話を聞きながら、本当につらく、悲しい思いになりました。死ぬほど辛いイジメを受ける、親として「学校を休んだっていいんだよ」と口にしていても、それでも命を守りきれないことがある、それほど人の心を破壊するようなイジメは実際にあるのです。いじめで子どもを失うという現実、小森さんの心の底からあふれてくる言葉の渦に、セミナーに参加した皆さんが思わず涙を拭う姿もありました。

私からお話ししたのは、特にネットいじめに関してです。ネットいじめを受けている子どもの言葉を、親が安易に受け止めない。

例えばLINEで悪口を書かれたと聞けば「LINEなんかやるからよ」「見なければいいの、気にしちゃダメよ」と、つい軽い気持ちで口にしてしまいがちです。

もはや子ども達の生活にネットの環境は欠かせないものです。親が思っている以上に、ネットの中で繋がっている関係は子どもにとって「とても大きなこと」なのです。だから、「見なければいい」そんな簡単な問題ではないのです。

私も母親ですから、実生活でぽろっと子どもが「あのさ・・・」と何か不安げに話しかけてきた時、さほど大きな問題ではないと高をくくって「そんなに気にしないでいいでしょ」と軽く答えてしまったこともあります。子どもは、「イジメを受けて辛いから助けて」とストレートに助けを求めてくることが実は少ないのです。それは、いじめを受けていることが恥ずかしいと思っていたり、イジメを受けていると子ども自身が認めたくなかったり、あるいは誰かに言うことで報復されるのではないかと恐れたりといった、様々な要因があります。

イジメを実際に受けた子を持つ親御さんから「どうして、あの時、もっときちんと子どもの話を受け止めなかったのか」と、子どものSOSを見逃してしまったのだろうか、と悔やまれてならないといった声もよく聞きます。子どもの「助けて」は、そのまま「助けて!」という言葉ではなく、「あのね・・・」と小さな信号でしか送ってくれないことが、本当によくあるのです。

イジメをなくすのは簡単ではありません。私がマモルで行おうとしていることは多いのですが、中でも
・イジメを受けている子どもがSOSを発信しやすくする
・過去のデータを使っていじめの判断基準をハッキリさせる
・教員や支援者がイジメ対応の正しい認識や対処できるような知識をITを使ってサポートする
この3つに重点を置いています。

最初にあげた「いじめのSOSを発信しやすくする」ということは、誰か助けて!という声を拾い上げることです。ITをうまく利用し、誰か助けて!と誰でも誰かに伝えることができるようなシステムを作りたいと思ったのです。

他の2つについても、私なりにいろいろと考えていることはあるのですが、今回はここまでにしておきます。

この「いじめストップ」のセミナーを通じて、マモルの運営だけでなく、様々なことを考えさせられました。助けて、と声にならない声が今もどこかでかすかに誰かが発しているかもしれない。そう思うと、わたしはとても焦燥感に駆られます。だから、マモルを作ったのだし、だから、わたしはこのようなセミナーで少しでも多くの方々に「子どもの声」について語りたい、ネットいじめやイジメの問題を伝えていきたいと思っています。

 

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