100日後に死ぬワニは皆に愛され、死んで、そして批判された。今あらためて「死ぬ」という事について考える
今日、たまたま見ていたテレビで「100日後に死ぬワニ」のCMが流れていて、あー懐かしいなと思いました。
私は、このワニの話が大好きで、恥ずかしながらTwitterで何度もつぶやいていました。95日あたりから 相当はまってきてるのがわかります(笑)
とっても優しいワニでした。素朴なワニでした。
そのワニが死んでしまいました。
死ぬ1日前 つまり99日目。たまたまつけた朝のワイドショーに作家のきくちゆうきさんが出演していて、「明日どうなるでしょうか」と盛り上がっていました。ちょっと違和感を感じながらもTwitterでバズると こんなに注目されるんだなと感動しました。
死んでしまった、その後に
死ぬとわかっていたこの結末。だけど悲しかった。
と同時に 思わぬ展開を迎えます。
Twitterで100日間かけて連載されていた4コママンガのワニの話が、
実はもともと、ビジネス的に仕組まれたものだったのはないかという事で炎上したのです。
それか!そういう事だったのか!
宣伝も仕掛けも自由だけど、死という重いものを題材にしたものなのに、終わったとたんになんだかビジネス色がしたから一気に冷めた。
これが多くの人の気持ちだったと思います。
普通に考えて、結構前から準備してたんだろうなというようなものばかりでしたが、きくちさんのいう「ワニの話は自分1人ではじめました」というのは本当じゃないかなと思う。
途中から、人気がでてきて、色んな人が注目してくれて、巻き込み方になったんだろう。そう思います。きくちさんは悪くありませんね。
で、結局ステマと非難されたり、炎上したりしてるけど、どうやら、35万部売れてるらしいですよ。
「死」という 言葉
この機会に、ちょっと重いこのテーマで書きたいなと思います。
私は時々「あぁ、死にたい」と思うことがあって、こんな事をかくと、みんなに心配されたり 驚かれたりすると思うので、最初に書いておきます。
大丈夫です。そんな深刻ではありません。
これは、何か失敗をしたり、落ち込んだ時に
「あー、人生リセットしたいな」とか
「あー、もうここで終わりでいいな」 とか そういう感覚。
死にたいという言葉を出すことはない。ただ思うだけ。
なぜなら、死ぬという言葉は本当に恐ろしいし、言霊があると考えているので、声には出さないようにしています。
あとは、私の仕事柄 いじめで亡くなった方がいる以上、死ぬという話は口に出してはいけない言葉だと思っています。
それくらい死ぬということに対して 慎重に感じています。
ちなみにこのワニくんの話は、電通が、あの事件があったのに死ぬという事のプロモーションに関わっていることは、正直よくわからないのだけど、まあそれはいいとして。
繰り返しますが、死にたいと思っても、一度も行動にうつしたこともないし、うつす勇気もないし、ただの妄想。それだけです。
もしワニみたいに「あと100日」と言われたら、大声でわめいて、生きることに執着するんだろうと思います。
簡単に「死にたい」という子ども達
小学生、中学生、高校生(6歳~18歳まで)と話してると
簡単に「死にたい」とか 「死ぬ」という言葉を使ってるなと思うことがあります。それは、時として「あーだるい」とか「あー面倒くさい」と同じ感覚のようです。
子どもだけじゃない、こんな人も呟いていたりして。
ちなみに彼は過去にも つぶやいています。
彼はきっと 死ぬこと以外かすり傷といってたし 大丈夫だとは思いますが、やっぱり子どもたちから言われると心配なわけです。
目の前にいれば、表情がみえますがSNSとかで書き込みされると読んだ人は心配してしまうわけです。
「死」というのは、やっぱり強い言葉だし、それだけで何かを思い出す人もいるし、「死ね」は人を傷つける。
簡単に発するべき言葉ではないけど、現代において特にネット上では、「死ぬ」とか「死ね」という言葉は、命が終わるという意味以外として使われる事があります。
死にたい そこに原因はあるのか
人が、SNSで 死にたいというとき
友達や家族に 死にたいというとき、 どんな時なんでしょう。
思うだけではなく口にするときは、どんな感情なんだろう。
ワニ君は、88日目にねずみ君に「死んだらあげるよ」と発言していました。そしてねずみ君は、「冗談でもそれはいうなよ」といいました。
私も結末がわかっていたから、「そんな事言わないで」と思った。
死にたいと思うことは、否定しない。
だけど、もし本気で命をなくしたいと思って 呟いている人がいるなら、ワニ君に私が思ったのと同じようにこういいたい。
「そんな事いわないで、少なくとも今あなたの存在を知ったからあなたがいなくなったら 私は悲しい。」と。
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