2020年8月27日

道徳の教材に引用~相手の立場になって物事を見つめること~

いじめ×IT 株式会社マモルのくまゆうこです。
数週間前、お問い合わせフォームにこんなメールが来ました。個人情報もあるので、一部原文を変えて掲載します。

「はじめまして、こんにちは。
私は、北海道◯◯市立◯◯中学校で生徒指導主事をしている○○と申します。突然のメールでの連絡申し訳ございません。

この度は、教育zine に掲載されていた、隈さんの「声なき声を拾うために〈自分も大切、相手も大切〉の文章を拝見し大変感銘を受け、ぜひ、本校のいじめ道徳資料にも掲載させていただきたいと考え、連絡いたしました。本校では◯月に全学年でいじめ道徳を行う予定となっております。
〜以下、どんな授業をするか細かく記載があり~
その時に、隈さんの「いじめをなくすことにつながる」思考についても触れさせていただければ、さらに生徒のいじめを根絶するために必要な考え方が深まるのでは、と考えました。突然のお願いで申し訳ありません。何卒ご許可のほど、どうかよろしくお願いいたします。」

もちろんOKですし、こうやって知らない方から連絡をいただけるのは本当に嬉しいことですね。お役にたてることがあれば もちろん引用OKなので気軽にご連絡ください。

自分も大切、相手も大切

今回、引用いただいた内容はこちらの文章です。一部抜粋します。

ある学校でのお話です。その小学校には、リクライニング型の車いす(寝るタイプ)で学童に通っている女子児童がいました。今年の春、みんなで集合写真を撮影することになりました。子どもたちは、車いすに寝ている女の子を真ん中にして記念撮影をしました。でも、真正面から撮影しているわけですから、女の子の姿がよく写らないわけです。すると、ひとりの子どもが「私たちも寝ればいいんじゃない? それで上から撮影すれば、みんな写るよ!」と提案しました。他の子どもたちも賛成し、ぐるっと車いすの周りに寝転びました。それを上から撮影しました。車いすの女の子も、お友だちも、みんないい笑顔の素敵な記念撮影になりました。
 私が感動したのは、子どもたちが「自分の目線」から「相手の目線」になって、物事をとらえたことです。車いすで生活していることは、他の子どもたちにはわからない部分があります。でも、その子の立場になって「どうしたらいいかな」と思うこと、それが相手を理解することに繋がります。しかもそれが先生の指導によるものでもなく、自然に子どもが思い立ち、口にして、みんながそれに賛同した。「相手の立場になって考える」さらに一歩踏み込んで「相手の視点にたって、どうすればいいか」を具体的に考えている。「ああ、子どもって本質的には、こうやって色々な経験を積みながら、相手の立場になってものを考えることを自然と学んでいくのだな」と思いました。

 実はこれは「いじめをなくすことにつながる」思考だと私は思っています。
 この話には

・多様性を認めること
・相手の立場になって物事を見つめること
・自分も大切、相手も大切と考えること

 こうした要素があります。これは相手を傷つけないために必要な思考力です。では逆にするとどうでしょうか。

・自分とは違うもの、他のものを認めない
・自分の立場でしか周囲を見られない
・相手に対する思いやりがない
・相手がどう思うか考えられない

 「こんなことをしたら、相手はどう思うか」が想像できれば、相手の痛みに思いを馳せることができるからです。
 相手の立場になって考えること。この心を特に小学生くらいのお子さんたちが家庭や社会、学校で学んで欲しいことです。そして、培ったその心を大切にして欲しい。子どもたちが「相手を思いやる」気持ちをもつことで、いじめの「芽」を摘むことができるのではないか。そう思っています。

原文はこちらです。教育zine掲載文↓

いじめを未然に防ぐ 声なき声を拾うために – 教育オピニオン – 明治図書オンライン「教育zine」 1 自分も大切、相手も大切私は、ITを活用していじめの早期発見を実現する事業をしています。そのため、学校の先生や保護者の方 www.meijitosho.co.jp

皆さんが思う「相手の立場になって物事を見つめること」って

どんな事ですか?

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