2020年11月9日

学校の先生は忙しい、忙しすぎる!解決先はあるのか。

学校向けにいじめ防止プラットフォーム クラウドサービス「マモレポ」の開発、運営をしている株式会社マモルのくまゆうこです。

 学校の先生とお話をすることがよくあります。どの先生も必ず口にするのが「忙しい」という単語です。学校の先生の仕事は多岐に渡ります。

例えば部活動の顧問。平日の授業後以外にも朝練や土日祝日の練習の指導や大会への引率もありますし、大会の手続き、ユニフォームの購入等といった事務手続きもあります。そんな忙しい先生という仕事ですが、コロナ禍を通じて、改めて忙しさとその影響や対策について議論がされています。

忙しすぎることは命の危険にもつながる

 過労死、精神疾患、それに伴う自死は一般企業の中だけで起こっているわけではなく、学校という現場でも起こっています。

死と隣り合わせの学校現場の事実 #先生死ぬかも(妹尾昌俊) – Yahoo!ニュース 「#先生死ぬかも」がTwitterで話題となっている。実際、教師の過労死や自死の事案は多い。熱心な、子ども思いの先生が倒れ news.yahoo.co.jp

 こちらは、教育研究家、学校・行政向けアドバイザーの妹尾昌俊さんの記事です。

この記事によると、実際に多くの過労死等が発生していて、公務災害と認定されていないケースもあるようです。担任の先生が突然亡くなったとなると、子供たちも大きなショックを受けるでしょう。忙しすぎることは誰の幸せにもつながりません。そういった面からも、先生の忙しさを解消すべきだと思います。

日本の学校の先生は学校のこと以外でも忙しい

 コロナ禍において、テレワークや時差出勤などといった働き方改革が押し進められてきました。先生たちの忙しさは増しているようです。

特に新しい環境への準備、オンライン授業についての負担をよく先生達から聞きます。
 あとは、私はいじめの専門家として学校に関わっているのですが、学校内の敷地外や勤務時間以外にも、教育者としての役割を求められてしまうようです。

例えば、「公園で不良に絡まれた」と助けを求められたり、家庭内でのゲームの取り決めに関するトラブルの解決を学校に委ねたりといった、警察に相談すべきことや家庭内で解決すべきことまで先生に依存する親もいるそうです。

解決策は?

 では、学校の先生の負担を減らすために、どんなことができるでしょう?
今、学校で実際に取り組みが行われていることは

18時以降は留守番電話設定 です。

学校とは関係ないことを時間外に連絡する保護者が多いことから、対策として夜は留守番電話設定をし、必要以上に取り合わないという対策を行っている学校もあります。

その他考えれることとしては、

①外部委託をする

学校の先生でなくともできることであれば、外部委託をして負担を減らすことができます。部活動や郊外活動などは、よく例として挙げられていますね。補習は他の教育機関やOBの大学生に依頼をするといったこともできます。今の世情で言えば、新型コロナウイルス対策もありますね。アルコール消毒や掃除も先生が行うという学校もあるようですが、これも外部委託できるでしょう。

② 給食の時間の見守り

食事を取るといった休息時間ですら、先生は生徒たちを見守らなくてはいけません。もしこの時間を職員室で過ごせたら、先生のゆとりにもつながります。給食の時間を見守るだけでしたら、先生でなくてもできますし、トラブルがあったときだけ先生が対応するというルールにすれば実施可能ではないでしょうか?

海外との比較

 海外の学校の先生の負担はどうなっているのでしょうか?

【学校組織全体の総合力を高める 教職員配置とマネジメントに関する調査研究報告書】
https://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/pdf_seika/h28a/kyosyoku-1-8_a.pdf

 例えばシンガポールでは進学とキャリアガイダンスには専門のカウンセラーがいます。他にも協同教育者(学習指導などのサポート)やアウトドアアドベンチャー教育者(校外学習専門の職種)といったものもあり、日本の学校でも取り入れることができるのではないでしょうか?
 またフランスでは、先生は授業以外のことをほとんど行っていません。これに関しては、別の記事にまとめたいと思います。

諸外国比較


 中国は日本と同様、先生の負担が多いようですが、多くの国では分業されています。先生の負担を減らすべく、他国の事例を参考にする必要もあると思います。

 日本の企業同様、学校の先生もオールラウンドにいろいろなことを求められがちです。しかし、体を壊したり、命を失ったりしてからでは取り返しがつきません。先生も人間で、学校を離れればそれぞれ家庭や日常があります。私たち保護者側も先生に何でも押し付けるような考えを改めるべきかもしれませんね。

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