♯15 戸惑う保護者へ 中高生の反抗期との向き合い方 清水先生
stand.fmで配信中「くまゆうこの教育子育て相談室」
ITでいじめのサインを見逃さない 株式会社マモル代表 くまゆうこが日々の事業の活動から寄せられた相談や見えてきたこと、聞いてきたことをゲストの方と一緒に考える番組です。
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第15回は、中高生の反抗期との向き合い方について、城北中学校高校で数学の教師をしている清水先生にお聞きしました。
※本記事は、2021年2月17日にstand.fmで配信を開始した番組を書き起こしたものです。
子供から話しかけてきた時はチャンス、たとえ短時間であっても向き合って話を聞く
くま:今日はリスナーというかこれを聞いてくださってる方からいただいた質問に答えていただきたいなと思っていまして、特に中学校高校の反抗期その他もろもろなんですけども、ゲストは城北中学校高校で数学の教師をしている清水先生です。
今日4回目ということで来て頂いてますけれどもさっそく先生に聞きたいことがあって、1個は質問の意味が一緒に考えましょうもあるんですけれどもそのまま読みますね。
子供のことについての質問です。
自分も子供時代があったはずなのに、なぜあの時は何も言えなかったんだろうと思うことがあって、それを考えても全くわからないのです。弱かったと言えばそれまでですが、知識というかそういうものが足りないからでしょうか。もしそうだとしたら子どもに何と伝えれば同じようなことにならずに済むものなのでしょうか。
くま:という質問なんですね。
これ多分なんですけど自分が子供時代におかしいと思った事があって、今思えば何であの時にそれを言えなかったんだろう、弱かったからなのかなという後悔があって、多分親御さんだと思うんですね。なので自分の子供にはこれをどんな風に伝えれば自分の子供も同じようなことにならずに済むのかなっていう話だと思うんですね。
これ私も同じような経験があって、 前回も言ったんですけど体罰があった学校だったんですよ。
清水先生:はい。
くま:私は子供ながらになんだと思ってた訳ですよ、間違ってるし。だけどやっぱり言えなかったんですよね。
清水先生:先生にね。
くま:先生にね、もちろんね、ただし今思えばですよ、言えばよかったのにって思ったんですよ、合ってた話だし。
私が卒業してね、自分がある程度強くなってもう1回言いに行こうかくらい思ったんです、本当は。
だけどもうその先生いなくなってたっていうのもあったりして言えなかったこと。そういうことなのかなという気もするんですけど。
先生どうですか、この質問。
清水先生:そうですね、まず子供の立場ですね、何か言えなかったっていう事に関しては、おそらくその当時どんな話でこの子供が言えなかったっていうのは分からないんですけれども、親として聞く立場であれば良く保護者に話すのはこの時期のところ、中学高校生のところで通常はあまり話さなくなっている。ただ子供の方から少し何かサインと言うか話しかけてきた時はちょっと忙しかったとしても時間を割いて聞いてあげてくださいっていう話をします。
くま:そうか、逆にね。
清水先生:これ日常的にはなかなか難しかったりするんです。仕事をしていたりでもやっぱり子供が話を聞いて欲しい時にはちょっと忙しかったとしてもお時間を割いて聞いてあげてくださいっていう。特にそれで何か解決するというわけではないですけれども、そこのところはお願いすることがあります。
大学受験だと最終的には受験校をどうするかっていう話は本人だけではなく家族に最終的に確認しなければならないということがある。それはまた話すしかないと思うんですけど場合によってはご両親の考えと本人の考えが違っている場合があります。なのでそういったことも出てくるんですが、いずれにしても子供から言ってきた時っていうのは意外と結構な勇気を持って言ってきてることが実は多いので そこの部分を教師としてそういうことをお願いすることがありますね。
くま:そうですよね、ついつい忙しいから忙しい時に言われるとちょっと流しちゃったりとかちょっとちゃんと向き合わない方も多いと思うんですけど、子供から言ってきてるってことはチャンスってことですね
清水先生:時間的な難しさだけじゃなくて、その時の親子関係にもよって、例えばいろんなことを話している親子関係だとすると、なかなかそのサインが逆に分からない。
くま:そうですね。
清水先生:実際に親子関係の中で子供が言い出した時にさっき忙しかったって話もあるんですけれども、そこのところで分からないことがあるんです。親子関係近いからこそ分からない。
くま:それは悩んでることが?
清水先生:そう、言ってきてることが悩んでることと区別がつかない。
くま:いつも話してるから軽い日常会話と本人がすごく悩んでいる重い会話の見分けがつかないことですね。
思いは溜めずに口に出そう でも翌日には持ち越さないで
清水先生:それが1つと、もう1つは親の立場からした時に例えば何も言わないと不安になる 、あとはもっと逆にだらしなくていっぱい怒ってしまう状況がある。
怒ってしまう状況の時は言ってもね、特に中学生ぐらいが多いですかね、言うことを聞かないし部屋の掃除から始まって、勉強多いですね、勉強をしない、勉強しないんですけどどうしたらいいですかねって話もよくあるんですけど。
お父さんお母さんによく言うのは、言って構わない、言って構わないけど次の日は忘れてくださいってこと。
くま:昨日のことをグジグジ言わないってことですね。
清水先生:そうなんですよ、それは言ってます。言わないとまた言っても聞いてくれない、逆にお母さん方が溜めてしまってもあまり良くない。だから言っても構わないので、言ってそれで次の日は忘れて話しをしてくださいって言ってます。
くま:お互いに言いづらいとすると何かあった時も言いづらいし。
清水先生:そうですね。
くま:そういうことはありますね。
完全無視、言い返される、反抗期の子どもに対してお母さんはどうすればいい?
くま:今の流れでもう1個、やっぱ反抗期、中高生の反抗期の男の子のお母さんからよく質問が来るんですよね。2パターンあって何を言っても言い返されるものともう1個はお母さん完全無視されるパターンがあってどうすればいいですかって。
中高生を見ている清水先生どうでしょうか。
清水先生:やはり言われてしまうまたは全く言わない、思っていることは伝えるべきです、伝えた方がいいです。
ただ伝えて、その時の臨む反応を期待はしない。
くま:期待しない、うんうん。
清水先生:思っていることを伝えるのは大事で、時期が来た時に子どもの方から言わないといけない時が来るんですよ。
そこの時にやはり普段反抗ばかりしてるのに、としてしまうとそこで折り合いがつかなくなってしまう。
来た時には時間を割いてあげてということと日々のところでは思ったことは伝えてもらって全然構わない。
さっきだらしないからなんかしなさいとか構いません。次の日にあまり引きずらない。
くま:それがキーワードですね、次の日。
清水先生:そこのところはあると思います。そうしないと断続的に例えば責められてしまうと極端な例かもしれないですけどちょっと不登校とか、学校だけでなく家から出られない状況があった時にカウンセラーの方が何かをアクションする時にエネルギーが必要なので、今は耐える、周りの方に耐えるのにエネルギーを使ってしまうので、そこを外さないと行かないことがあるので。
それは実はもしかすると耐えるだけでエネルギーを使ってしまって何も言わないし何もアクションを起こせないっていう状況があることがある。
日常的なことなので一緒に暮らしているわけですから、思ったことは伝えてあまり引きずらないような形がいいと思うし、子どもがちょっと反発したりあまり言葉を返してくれないことは時期的なものなので、それ程気にしなくても大丈夫です。それで例えば嫌ってるんじゃないかとか子供は思っていないので大丈夫なので、時間がたてばそうだし、今言った何か言わなきゃいけないことがある時はちゃんと言ってきますのでそれを待った方がいいですね。それを聞き出そうとしてももちろん。
くま:ついつい親としては聞き出そうと言ってくれないとなるんだけど、それは無理やり聞き出すことはなく待つってことですね。
清水先生:そうと思いますね、ただ伝えたいことはちゃんと伝えて、子どもがどんな反応になったとしてもそれはそんなに気にすることはなくて伝えることが大事かな。
くま:反応がないとついつい親としてはまだ伝わってないのかなってどんどん何回も何回も言いがちですけど、それを聞くだけで子供は精一杯になっちゃうってことですよね。
清水先生:気持ちは分からないではないですけどね。
くま:逆側の想像もつきますよね、ずっと言われてたらはいはいって。
清水先生:子どもの悩みに気づくには日頃からどうすればいいかの
回答ももうさっきいただきましたよね。
気づくには子供が言ってきた時が大事なサインだよってことですね。
くま:反抗期とかで否定して無視してという状況の中で言って来た時っていうのはだいぶ大事。
清水先生:言ってきた時は大事ですね。
くま:ただ日常的によく話されているところでもその場合サインを見づらくなるかもしれないんですが、重要なことを行ってきてる場合は少し時間を割いてあげる。
してほしいってことは僕なんかは三者面談もそうですしお母さんとかお父さんによく言いますね。
清水先生:反抗期、確かに渦中にいるとすごい心配なんですけど、今言ったところを子どもが言ってきた時に時間割いてもらうくらい。言いたいことは言ってあまり引きずらないというところで、これでそういう話をさせてもらってるし、特にお母さん方はどうしたらいいか悩んでいる時にちょっとしたサゼッションが必要であればそういう話をさせてもらうことが多いですね。
くま:多分同性だったらわかるのよね、多分。お母さんが娘のことは分かるんだけど、お母さん息子のことが分からないから余計に不安だと思うんです。あら急に無視されちゃってどうしようみたいな、だけどそれは自然なことです。
清水先生:心配ないと思います、そこで逆に嫌ってるんだとかあんまり思わない方がいいです。そんなことはないので。
くま:大丈夫ですね。
くま:リスナーの方の質問に答えていただきました。
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