2022年1月19日

生徒指導提要 いじめ部分が変わったことについて

こんにちは。株式会社マモル代表のくまゆうこです。

マモルは、いじめ防止相談ツール「マモレポ」を全国の小中学校へ導入してます。
ミッションは、すべてのこどもたちに、笑顔を。です。

昨年の話になるのですが、
2021年10月15日、第4回協力者会議が開催され、改定後の生徒指導提要の目次案が公開されました。

ここで少し新しくなったことがあります。

それは
いじめ等の個別の課題が独立した章立てになったこと。

いじめについての対応が重要視されていることがわかります。

今日は改定後の個別の課題への対応の方向性を、現行版と比較しながら簡単にまとめたいと思います。

生徒指導提要とは

一口に言えば、生徒指導に関する学校と教職員向けの基本書です。教職員や学校ごとに指導内容で大きな差が出ないよう、指針がまとめられています。なお今回は、2010年3月以来の改定になります。

いじめや暴力行為への対応を特に重要視

特に注目したいのは、いじめや暴力行為への対応の扱いです。

現行版は第1章から第8章で構成されています。第6章の「生徒指導の進め方」内の「Ⅱ個別の課題を抱える児童生徒への指導」で、個別の課題について触れています。暴力行為といじめへの対応は、その中の第5節、第6節で具体的な指導方針が書かれています。

改定後は第1部、第2部の2部構成。共に章立てで、第2部はすべて個別の課題に割かれています。第2部は全10章で、以下の通りです。

第1章 いじめ
第2章 暴力行為
第3章 少年非行(喫煙、飲酒、薬物乱用を含む)
第4章 児童虐待
第5章 自殺
第6章 中途退学
第7章 不登校
第8章 インターネット・携帯電話等にかかわる課題
第9章 性に関する課題
第10章 多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導

いじめ、暴力行為が現行版と異なり、先頭に記載されています。

【参考URL】

https://www.mext.go.jp/content/20211014-mxt_jidou02-000018364_004.pdf

生徒指導提要は時代の変化に即してまとめられものです。

いじめや暴力行為への対応が特に注目されている昨今ですから、ほかの個別の課題よりも上位に記載されているのだと思います。

またそれ以外の個別の課題に対しても、現行版より詳細になるであろうことがうかがえます。

あくまでも「案」ですから変更になる可能性はありますが、生徒一人ひとりにより細やかな指導をし、課題の解決を図ってもらえることを期待したいですね。

 

 

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