2019年10月27日

神戸市教員いじめ事件 メニューからカレーを外すことに賛成です。

神戸市教員いじめで様々な報道がされています。


未だ真偽が確かではない事柄についての言及は控えさせていただきますが
今回はとりわけ子供たちに対する影響を考えた報道があまりされていませんね。
家庭科室の改修と給食のメニューからカレーを外すことについて私の考えを少し。 

ネットでは批判が多いこの判断ですが、私は賛成です。

悲しい事に何も罪もない4人の児童がショックで不登校になる実害となり波及しています。




今後とも予見されるであろう児童への被害として、心的外傷後ストレス障害(PTSDの名称が一般的ですね。)があります。
有斐閣『心理学辞典』では、「心的外傷後ストレス障害の項」に

悪夢やフラッシュバックによって外傷的出来事を繰り返し再体験する…感情が委縮し極度のうつ状態をきたしたり未来に対して展望をもつことができなくなる…睡眠障害,易怒性,集中困難,過度の警戒心…などが認められる

 

とあります。
事実の確認は難しいですが十分に起こりえますしすでに起きているかもしれません。

このような子供たちのお話しは本当に悲しいですよね。

どうして、引き起こされるのかについて、同『心理学辞典』の外傷体験の項では(児童に与える可能性がある影響についてです。)

人が強いショックやストレスを引き起こす過度な情動体験をしたとき,それが精神的に適切に処理されないまま抑圧されコンプレックスとなってその後の神経症的症状形成につながる

 

とあります。
今後の児童の情緒や人格形成に大きい影響につながるという事になります。

いじめ問題の報道のあり方

ニュースとして事実のみを伝える本質を逸脱した
まるで事実に対しいかにおもしろおかしく脚色して伝えるかに重きを置いているかのような報道になってはいないでしょうか。

なぜならすでにお伝えした事を根拠に、こころに傷を負った児童に対して
何度も何度もおもしろおかしく報道する事によって、フラッシュバックを引き起こし、ストレスにはなるのではないかと思います。
おもしろおかしく報道する事に、児童に対するストレスケアへの配慮を含め建築性はありません。

ただ一方で、こういう伝え方ではないと人々が関心をもたない、
面白おかしく盛り上げないと話題にならないという現実もあるのでしょう。

神戸市教育委員会がカレー給食をメニューから一時的に中止に

カレー

神戸市教育委員会はカレー給食をメニューから一時的に中止すると発表がありました。

Twitterやネットでは、この事に対して、様々な意見が飛びかいました。
「くだらない」とか「本質的ではない」とか「カレーに罪はない」とか。カレー好きの子供の気持ちを考えて欲しいなど市教の発表に対して
たくさんの意見が交わされていました。

私は、給食のメニューから一時的にカレーを外す事については児童の上述の引用項目などを根拠にストレスケアの観点から対策の一つとして賛成です。
また、家庭科室の改修につきましても、賛否はあるとは思いますが同じ理由で賛成であり正しい対策だと考えています。
ストレスについての記事を先日掲載いたしましたが、そちらも参照していただけるとよりご理解が深まりますので是非ご一読お願いしたいのですが
いじめが発生する原因は集団心理の中でのストレスが大きく関与しています。

勿論の事ですが、カレーを給食から外す事や家庭科室の改修が一番大事な事ではありません。
今回の問題・事件を包み隠さずに、傷害事件にあたるかどうかの証拠集めにを加害者側教諭を擁護するのではなく、それらの日夜増える神戸市教師間いじめ問題で起きる事実に対し、速やかに処遇を決める事を第一として
一日でも早く迅速に解決をする事を目指すべきです。
神戸市教育委員会の対応と対策は遅すぎるのではないのでしょうか。

今回の事件の早期解決、また児童への無用なストレスが減る日々をを私は切実に願っています。


参考文献
有斐閣『新社会学辞典』1993,初版
有斐閣『心理学辞典』1999,初版
医歯薬出版『最新医学大辞典』2004,第2版第9刷

 

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