2022年7月2日

特許庁「知的財産」の学習コンテンツで学ぶSDGsと価値創造

こんにちは。株式会社マモル(https://mamor.jp/)の代表のくまゆうこです。

少し小難しいタイトルになってしまいました。最近何かと話題のSDGsですが、特許庁が2022年4月28日から興味深いコンテンツを無料配布しています。

SDGsと価値創造~探究の入口~

https://www.jpo.go.jp/resources/report/kyozai/sdgs.html

対象は高校生となっており、「すべての人に健康と福祉を」で、ナイチンゲールがデータを活用して公衆衛生の重要性について啓発したことを素材とし、データの活用を知的財産に位置付け発明などの知的財産を創造したり、活用したりできる人の育成を目指す知財創造教育に関する内容となっています。

私も文章だけ読んでいて「なんのこっちゃ?」となってしまいましたが簡単に要約すると

SDGsを通して、

・自分がいいなと思ったものを思い描き実現しよう

・他人との違いを認めて尊重しよう

という内容です。

 

10のコンテンツから知的財産を学ぶ

メインコンテンツは10に分かれており、それぞれの観点でSDGsに関連する具体的な事例等から、知的財産のトピックを含む現代における諸課題等を踏まえた探究課題を設定でき、生徒自身が考えながら進めていけるようになっています。

パートは主に4つに分かれています。

<世界とSDGs>

1.私と世界の幸せ

<真実を見る!〜健康・水・食とデータ〜>

2.健康と人類~SDGsの今昔未来物語~

3.水と人類

4.食と人類

(中間活動1 研究アイデアづくり)

<その人生は美しい?〜多様性とデザイン〜>

5.人々の不平等

6.人々の多様性~SDGsの今昔未来物語~

7.人々の包摂

(中間活動2 先人のSDGs抄録)

<善で未来に挑む〜化学とビジネス〜>

8.世界を豊かに

9.世界をグリーンに

10.世界を健やかに

(中間活動3 私とSDGs)

これに加えて、4つの補強コンテンツが用意されており、国語、情報、公民、家庭に特化して内容を補強できるようになっています。

合計で14のコンテンツがあり、全てを学ぼうと思うとなかなかの時間がかかりそうなボリューム感です。

ただし、コンテンツは単体でも使用できるようになっているため、興味がありそうなところだけかいつまんで学習することもできます。

高校生だけでなく大人もぜひ読んで欲しい

コンテンツは高校生向けとなっていますが、大人が読んでもためになるものばかりでした。

特にSDGsについて名前は知っているけど、どのように現実生活につながるのかわからない方に是非読んでいただきたい内容です。

私たちが高校生の頃はこのようなことを学校で教えてもらっていませんでした。こんなこと考えるような人もいなかったかもしれませんね。もし私が高校生の頃に読んでいたらもう少し違った大人になっていたかもしれません。

以前、いじめについて弁護士の渡邊先生にインタビューをした際に

「いじめ」について考える機会を継続的に持って育った子どもたちが青少年から大人になりつつある。」「そういう教育を受けてきた子と、受けてこなかった子では、将来的に確実に何かが違ってくるだろう」

とおっしゃっていたことがありました。

渡邊先生のインタビューはこちら

このインタビューはいじめについてのお話でしたが、今回の知的財産の内容に関しても同じことが言えます。

知的財産について継続的に考えてきた子どもたちが大人になったら将来は確実に何かがいい方向で違ってくるはずです。

私ももう一度コンテンツを読み返してみて勉強しようと思います。

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